“To succeed in life, you need two things: ignorance and confidence.”
Mark Twain
人生で成功するためには2つのことが必要だ。無知と自信である。
マーク・トウェイン
【文法解説】
to不定詞を使って「~するために」を表現しています。to不定詞の後ろは必ず動詞の原型がきます。ここでは”succeed”(成功する)という動詞がきています。
ignorance: 無知、無学
confidence: 自信
※ この記事には広告・PRが含まれています
成功するためには自信が必要なのは理解できます。しかし無知?
ここでいう無知は、何も知らなくてよい、という事ではありません。ざっくり言うと「自信の邪魔になる知識や情報は知らなくてよい。」という意味です。
例えば「プロのギタリストになりたい!」と成功を夢見ている少年がいるとしましょう。とりあえずこの少年が最低限やるべきことは、ひたすら練習することです。それに加えて、音楽業界の知識や一流ギタリストからテクニックを盗むことも必要です。しかしプロのギタリストを目指す若者が世界に何人いるとか、Youtubeで自分の上位互換の存在を知る必要はありません。そんなことを知っても「ああ、こんな人達がいるんじゃ自分なんて…」などと自信喪失の種になりかねません。井の中の蛙大海を知らず、ということわざもありますが、心を折るだけの大海なんてものは知る必要のない底なし沼です。
成功者に共通する「根拠のない自信」
このマーク・トウェインの言葉は、言い換えれば「根拠のない自信」です。これはソフトバンクグループの孫正義やマイクロソフトのビル・ゲイツ、プロ野球の新庄剛志など、一流の成功者に共通する特徴です。少し掘り下げてみると、「自己肯定感が強い」「他人と比較しない」「失敗を恐れない」といったところでしょうか。「他人と比較しない」と「失敗を恐れない」は、マーク・トウェインが言うところの無知と解釈できます。他人が自分より優れていようが気にしないし関心をもたない、失敗事例を知らない知る気もない、そんな無知の姿勢が自己肯定感の強さにつながる(もちろん知ることでプラスになる場合は別問題です)。逆に言えば、他人や失敗を気にしてたら自信を失っていくだけです。
論理的思考や実績も大切ですが、成功した人は理屈抜きの大胆さも持ち合わせているのです。