【英語で名言】「私は運命の喉首を締め上げてやる。運命などが私を打ち破れるものか!」ベートーヴェン

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“I will seize fate by the throat. It will not wholly conquer me!”
Ludwig van Beethoven

私は運命の喉首を締め上げてやる。運命などが私を打ち破れるものか!
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

【文法解説】
助動詞willを使った文章です。
seize: つかむ、取り上げる、奪う
throat: 喉、食道
wholly: 完全に、すっかり
conquer: 勝つ、打ち破る

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770 – 1827)
ドイツの作曲家、ピアニスト。現代に至るまで後世の音楽に多大な影響を与え続けた、歴史的な音楽家。



「ああ、結局これが自分の運命かぁ…」と半ば諦めの気持ちで生きている現代人からすれば劇薬みたいな言葉です。

ベートーヴェンの祖父はボンの宮廷楽長、父はテノール歌手。これだけの情報だと恵まれた音楽一家の生まれみたいに思ってしまいますが、父ヨハンは超スパルタでした。いやスパルタというより現代の言葉で言えば毒親。酒癖の悪いヨハンは夜遅くに酔っ払って帰宅、幼いベートーヴェンを叩き起こし夜通しピアノを弾かせたなんてエピソードが残っています。また、自分の息子を神童として売り出したいがために8歳の息子を6歳と偽って演奏会に出演させます。おかげで本人もずっと後になるまで本当の年齢を知らなかったようです。

当時の作曲家は、宮廷や教会に雇われて活動するのが普通でしたが、ベートーヴェンはどの組織にも属していませんでした。当時としては初のフリーランス作曲家だったのです。だからこそ自由は発想で作曲ができたのもあるのでしょう。

一方、性格は短気でせっかち、部屋は汚部屋で服装も無頓着。身なりが汚過ぎて浮浪者と間違われて逮捕されたことも。

そんなベートーヴェンが20代後半の頃、難聴が発覚します。だんだんと耳が聞こえなくなるなんて、音楽家としては致命的です。実際、自殺まで考えるほど追い詰められていました。しかし強靭なメンタルで乗り越え、芸術家として生きる決意を新たにします。

まさに自分の「運命」を創り上げた作曲家です。

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