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“The first and best victory is to conquer self.”
Plato
最初にして最高の勝利とは、己に打ち勝つことである。
プラトン
【文法解説】
現在形でto不定詞を使った文です。「最初にして最高の」などのように他に類のない特定の物事には、冠詞の”the”がつきます。
conquer[他動]: 勝ち取る、打ち勝つ、克服する
be動詞のあとの目的語にはto不定詞が使われています。to不定詞のあとは必ず動詞の原型。”to conquer self” (己に打ち勝つこと) が目的語になります。
プラトン(BC427 – BC347)
古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師でもある。
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己の敵は己自身。アスリートなど勝負の世界に身を置く人達がよく口にする言葉です。相手を打ち負かすのではなく、己の中にあるプレッシャーを乗り越える。
一流の格闘家は、「勝ちたいと思う気持ちすら邪魔だ」と感じるそうです。格闘技の世界は真剣勝負、勝つか負けるかの世界だと思うのですが、その勝利を望む想いさえも雑念と感じるとは素人にはわからない領域です。
プラトンと言えば哲学者として有名ですが、じつは体格が大きく若い頃はレスリング選手としても強かったそうです。レスリング大会での優勝経験もあるとの説もあります。もしかしたらこの言葉は、哲学者ではなくアスリートとしての言葉だったのかもしれません。
