【名言で英語学習】「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」トーマス・エジソン

エジソンズ・ゲーム(字幕版)
19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは天才発明家と崇められ、大統領からの仕事も平気で断る傲慢な男だった。裕福な実業家ジョージ・ウェスティングハウスは、大量の発電機が必要なエジソンの“直流”より、遠くまで電気を送れて安価な“交流”の方が優れていると...

“Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.”
Thomas Edison

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
トーマス・エジソン

【文法解説】
perspiration:
シンプルな現在形の文です。perspirationは「努力」「汗」を意味する言葉です。「ひらめき」を意味するinspirationという言葉に合わせ、韻を踏ませるためにperspirationが使われています。

トーマス・エジソン(1847 – 1931)
音楽プレーヤーの原点ともいえる蓄音機や、電気で長時間明かりを照らせる白熱電球を発明した、天才発明家。



エジソンの言葉のなかでは最も有名ではないでしょうか。どんなにひらめきがあっても一番大切なのは努力、という意味で語られてきました。しかしエジソンが後に語ったことによると、1%のひらめきがないと99%の努力も無駄になる、という意味だったそうです。なによりも努力が大切、という大衆受けする解釈に捻じ曲げられたことをエジソンは不満に感じていました。

だからといってエジソンは努力を軽視しているわけではありません。「わたしは失敗したことがない。うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。」という名言も残しており、積み重ねた努力のなかからひらめきを得ることの重要性を説いているのです。

教科書に載るような偉大な発明家であるエジソンですが、頭がイカれているとしか思えないエピソードも数多くあります。自分が開発した薬を治験するため友人に飲ませて病院送りにしたり、電気実験のために動物園のゾウをわざと感電死させたりと、我々とはかなり異なる倫理観を持っていたようです。

しかし現代の快適な文明生活は、エジソンの発明のおかげであることも事実。社会に大きな貢献をした偉人であることは変わりありません。

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