年月日や住所の書き方、アメリカやイギリスなど外国では日本と書く順番が逆なのはなぜ?

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【画像】封筒

日本語で住所を書く場合、まずは県そして市町村、番地、と段々と狭めて場所を特定していくように書いていきますが、英語では書く順番が逆になります。

東京都墨田区押上1丁目1-2

この住所を英語で書くと、以下のようになります。

1-1-2 Oshiage, Sumida-ku, Tokyo

日本語だと都市名から始め番地で終わるのに対し、最初に番地から書き始めるのです。

■年月日を表記するときも同じ法則

年月日を表記する時も同様な書き方です。

2015年9月8日

これを英語表記で書くと、

8th September, 2015

のように、まずは日にちから書き始め、最後に年を書きます。ちなみに、これは厳密にいえばイギリス式の表記で、アメリカ式だと「月, 日, 年」と表記が違います。これについては後述します。

住所や年月日の表記方法が日本語とは逆。なぜでしょうか。これは、時間と空間の捉え方が日本語と英語では逆だからです。日本語では物事を「大→小」の流れで捉えますが、英語では逆に「小→大」ととらえるのです。言い換えれば、まずは結論が先、ということです。

この考え方は住所や年月日に限ったことではなく、英語という言語の特徴です。関係詞を使った以下の表現を見て下さい。

a new restaurant which is opened in the town last week
先週、町に開店した新しいレストラン

日本語では、説明から入って最後に核となる言葉「レストラン」がくるのに対し、英語ではまず結論の「レストラン」から表します。



アメリカ式は「月, 日, 年」

前述のように、イギリス式とは違いアメリカ式の書き方は、月・日・年の順番です。これは一説によると、アメリカ独立記念日(7月4日)が深く関係しているそうです。従来のイギリス式だと最初に4日を書きますが、アメリカ独立宣言の文書では、先に月を書き、July 4 , 1776 と表記しました。アメリカ人にとって重要な記念日、まず月日とセットで書くことで何の日か一目でわかるようにしたのです。この独立記念日ぼ表記が定着して、現在まで続いていると考えられています。

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