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1492年、初めてアメリカ大陸を発見したのはコロンブスです。その後、イタリア人探検家アメリゴ・ベスプッチもアメリカ大陸へと到着しました。現在のアメリカという名前は、このアメリゴ・ベスプッチが由来です。新しく発見された大陸の名前の由来、なぜ第一発見者のコロンブスではないのでしょうか?
その理由は、コロンブスがこの大陸を新大陸ではなくアジアの一部と考えたからです。一方、アメリゴ・ベスプッチは「これは今まで発見されたことのない新しい大陸ではないか」と気づきました。
もともとコロンブスが航海で目指した行き先はアジアでした。マルコポーロの「東方見聞録」に影響を受けていた彼は黄金の国ジパング(日本)や中国、インドに興味を持っていました。そういった背景もあり、航海でたどり着いた新大陸をアジア大陸の一部だと思ったのです。
こうして発見されたこの新大陸は、第一発見者のコロンブスではなく、新大陸を新大陸と認識できたアメリゴ・ベスプッチにちなんで「アメリカ」と呼ばれるようになりました。
ちなみにコロンブスは、亡くなる時までアメリカ大陸をアジアの一部だと信じていたようです。