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自然や天の恵みに感謝する文化は万国共通。それぞれの国によって表現する方法が違います。アメリカやカナダでは、Thanksgiving(感謝祭)という形で祝います。
■感謝祭の由来
17世紀ごろ、マサチューセッツ州へと移住してきたイギリス人たちが、荒れた土地を開拓して初めて収穫できたことを祝った行事が始まりだといわれています。移住してきた当初は厳しい冬の寒さにさらされ、イギリスから持ち込んだ小麦などは新天地では育たず、多くの死者がでました。翌年、生き残った人々は先住民から狩りや魚の釣り方、トウモロコシの栽培などを教わり、生きのびる術を身につけました。そして、移住後初めての収穫を神に感謝するお祭りを開きました。この祭典は3日間続き、先住民たちも招待され、七面鳥などのごちそうが出されました。
■現代アメリカの感謝祭
現代のアメリカでは11月の最期の木曜日から日曜日の4連休が感謝祭とされています。この時は家族や親せきが集まってごちそうを食べます。お祭りというよりも大規模な家族行事といった方が近いかもしれません。定番メニューは七面鳥にクランベリーソース。マッシュポテトやコーンブレッド、カボチャのスープなど。レシピは様々で、家庭によって違います。それぞれの家庭が「家族の味」を持っています。