「目からうろこが落ちる」、日本のことわざっぽいけど実は聖書の言葉です

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「目からウロコが落ちる」とは、何かのきっかけで物事がわかるようになった・迷いがなくなった、という意味で使われます。

日本のことわざっぽい響きですが、じつはこれ、聖書の言葉なのです。

新約聖書に、サウロという男が出てきます。サウロは熱心なユダヤ教信者で、キリスト教を迫害していました。ある時、逃げるキリスト教信者を追ってダマスコという地へ向かっていた時のこと。サウロは突然強い光に照らされ、「サウロ、サウロ。なぜ私を迫害するのか」とイエス・キリストの声が聞こえてきました。その直後、目が見えなくなり、3日間食事がとれませんでした。その後、アナニアというキリスト教徒が現われ、サウロに手をあてて祈ると、「目からウロコのようなものが落ちて」再び目が見えるようになりました。その後サウロはキリスト教徒へと改宗して、パウロと名乗りました。

ちなみに、英語では“I felt like the scales fell from my eyes.”と言います。



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