オーストラリアとオーストリア。国名が似ているのは、じつはただの偶然?

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【画像】カンガルー

南半球に位置する島国、オーストラリア。母国語は英語。コアラやカンガルー、エアーズロックなど大自然のイメージが強い気がします。首都はキャンベラ。国家として独立したのは1901年、意外と最近です。

【画像】オーストリア

そしてよく似た名前のヨーロッパ大陸に位置する国、オーストリア。音楽文化が有名で母国語はドイツ語。大陸国という性質上、周辺国に占領・併合されたりなどの歴史を持ち、第2次大戦後の1955年に独立回復して現代に至ります。

オーストラリアオーストリア。名前が似ているため間違われることが多い2つの国ですが、歴史を辿ればどこかでつながっているのでしょうか?

結論からいえば、歴史的にも文化的にも全く関係ありません。驚いたことに、名前が似ているのはただの偶然です。



まずはオーストラリアから見ていきましょう。英語でAustraliaと書きます。語源はラテン語のaustralisとterraから来ています。australisは「南」、terraは「大陸」を意味します。つまり国名は「南の大陸」。インドより南にある大陸を、古代ローマ・ギリシャ人が名付けたと言われています。

次にオーストリア。オーストリアは英語でAustriaと書きます。語源はドイツ語のÖsterreichから来ています。Österは「東」、reichは「国」という意味で、ドイツから見て「東の国」ということです。

オーストラリアとオーストリア。つい間違えてしまうのは日本人に限りません。なんとCNNでさえ間違ってしまうようです。

よく間違われることを逆手に取り、”No Kangaroos in Austria”(オーストリアにはカンガルーはいません)と書かれたTシャツなど、よく間違えられることをネタにした土産品まであるので驚きです。

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