リーディングもリスニングも文法知識は必須です【大人のやり直し英語学習】

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【画像】英文法

ひと昔前は「日本の英語教育は文法ばかりで実践的ではない。」と批判されていました。しかしそれは文法学習に偏り過ぎていたことが問題であり、文法学習が不要なわけではありません。野球に例えていうなら、文法学習は素振りやキャッチボールです。どれだけ基礎練習を積み重ねてもそれだけでは優秀な選手にはなれません。練習試合などの実践経験も必要です。しかし基礎練習を抜きにしても優秀な選手にはなれません。

当然ですが、リーディングには文法知識は必須です。英語に限らず、文章を読むにはその言語の文法知識がないと読めません。そして意外と意識されないのですが、リスニングにも文法力は必要です。なぜなら聴き取った英文を頭の中で処理するには、文法知識がないと理解できません。そしてアウトプットであるスピーキング、ライティングも同様です。文法がわからないと、ただ単語を並べたてるだけの拙い英語から脱却できません。海外旅行や個人レベルの国際交流くらいならそれでもよいかもしれませんが、ビジネスや海外生活となるとやはり限界があります。

■英語は語順の言葉
英語は語順、つまり単語の並び方が大事です。日本語だと多少語順が違っても意味が理解できます。しかし、英語だと語順が違うと、とたんにわけがわからなくなります。

【画像】語順

<主語+動詞+目的語>のシンプルな英文ですね。シンプルですが、これはこの語順だからこそ理解できます。語順を変えてみましょう。

【画像】語順2

英文を見ると、意味不明のおかしな文になりました。しかし、日本語だと語順が変わってもなんとなく意味は理解できます。これは、日本語には「~を」「~は」「~に」などといった助詞があるからです。英語には、言葉と言葉をつなぐ助詞が存在しません。そのかわり、語順で表現します。

■英語はとにかく<主語+動詞>
英語は<主語+動詞>を必要とする言語です。「何がどうする」の形が基本です。学校で習う5文型の第1文型です。

日本語だと主語を省略することも多々あります。「お腹すいた」などと、いちいち「わたしは」なんて言わないことは普通ですが、英語では”I’m hungry.”と、「誰がどうだ」をきちんと主張します。天気の話でも同様です。日本語だと気軽に「晴れてるね」の一言ですむ話も、英語ではそうはいきません。”It’s sunny.”と、わざわざitという言葉をもってきて<主語+動詞>の文を組み立てます。

学校では5文型を習いますが、高い英語力を持ちながらもこれがわからないと言う人は案外多いです。正確にはわからないのではなく、感覚で文法を使いこなしているので、理屈で説明できないだけなのです。英語を教える仕事にでもつかない限り5文型の知識は必須ではありませんが、第1文型のS+V、つまり <主語+動詞> だけは絶対に意識しましょう。

どの単語をどこに配置するか。この語順のルールこそが英文法です。

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