英会話の心得:「自信を持って話そう」は、精神論ではなくテクニックです!【社会人のやり直し英語学習】

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日本人の英語に対する苦手意識は根強いものがあります。さらに英会話となるとさらに大変。中学高校と6年にわたり英語を勉強したのに簡単な会話すらろくにできない、と強いコンプレックスを持つ。なぜか?これは厳密に言えば、「できない」のではなく、「できないと思っている」のです。机に向かって勉強して英語力をつける事も大事ですが、英会話に関しては心構えも大切です。


■そもそも「英会話ができる」って?
英会話に強い苦手意識を持っている人で多く見受けられるのは、完璧な文法とネイティブ並の発音で話す事ができて初めて「英会話ができる」と定義づけている事です。テニスに例えていうなら、趣味でテニスをやってはいるが、世界ランカーのプロテニス選手には遠く及ばないので恥ずかしくて胸をはって「テニスをやっている」と言えない、みたいなものです。自らハードルを高く設定し過ぎなのです。では何をもって「英会話ができる」といえるのか?これに関しては個人の感覚にもよりますが、おおむね相手の言っている事が理解できてこちらの言いたい事を伝えることができるのなら、それは胸をはって「英会話ができる」と言ってよいのです。


■間違いを恐れない
勉強もスポーツも最初から上手くいくことはありません。失敗を繰り返しながら上達していくものです。英会話も例外ではありません。しかし、授業で習った英語を忠実に再現しようとするあまり、頭のなかで完璧な英文ができるまで会話の場でアウトプットしようとしない。自分の発音が正しいのか気になって口に出さない。結果的に沈黙してしまう。そんな失敗体験を繰り返し、さらに自信を失う。こんな負のスパイラルに陥らないためには、あれこれ考える前にまず口に出して話してみましょう。もちろん英会話においても文法は大事です。しかし会話の場においては、相手とコミュニケーションをとる事が目的であって、完璧な文法と発音の英語を口から発する事そのものが目的ではないのです。聞いている相手も、あなたが慣れない英語を頑張って話そうとしている事はわかっています。誰もノンネイティブに完璧な英語を期待していません。テレビのバラエティ番組に出てくる外国人タレントが良い例です。我々視聴者は外国人タレントが話す内容に耳を傾けているのであって、いちいち心のなかで日本語の間違いを意識して指摘したりはしません。英語に限らず外国語会話においては、聞く側は話す側が思っているほど言葉の間違いを気にしてはいないのです。間違いを恐れずにどんどん話しましょう。結果的にそれが英会話上達の近道となるのです。


■自信をもって話す
例え文法や発音に自信がなくても引け目に感じることはありません。会話においては大きな声ではっきりと話しましょう。これは精神論などではなく、現実的な理由があるのです。人間誰しも自信がない時には自然と声が小さくなってしまいます。声が小さくなる、ということは聞いている方は当然聞き取れません。聞き取れないから聞き返します・・・”Pardon?”と。そして”Pardon?”と言われて「ああ、やはり自分の英語力が足りないから理解されないんだ」とさらに自信を失うという悪循環。そうではないのです。ただ単に声が小さいから聞こえないのです。英会話初心者は、このケースが意外と多いのです。発音、文法など間違ってもよいからまずは大きな声ではっきりと話す事を心掛けましょう。


■手持ちの武器だけで話す
 間違いを恐れず、自信をもって話すことの大切さをお話ししましたが、最後にもうひとつ。それは、「もう少し英語力をつけてからでないと、自分には実践はまだ早い」などと思わないこと。やはりある程度の英語基礎力がないと実践で話す自信がないという気持ちはわかりますが、それではいつまでたっても実践できません。学生バンドだって下手くそな演奏でも堂々と演奏します。プロのミュージシャンもそんな時代を経てプロになるのです。

TOEIC800点以上取った人でも会話が苦手な人はいますし、逆に中学レベルの英語力で堂々とネイティブと会話できる人もいます。英語力が低いので英会話実践の場はまだ早い、なんてことはないのです。極端な話、単語を並べるだけでも結構通じます。反省は後からすればよいのです。今ある手持ちの武器(英語力)だけでどんどん話しましょう。

英会話はテストではありません。間違えながらも上達が実感できると、楽しくなっていくはず。恐れずにどんどん話しましょう。

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