
「聞く」を意味する動詞hearとlisten、どちらも中学校で習う基本単語です。同じ「聞く」でもニュアンスの違いがありますが、意外と混同される事も多いようです。
簡潔に違いをまとめると、hearは意識してもしなくても耳に入って来る「聞く」、listenは意識して耳を傾ける「聞く」、となります。
それぞれ例文を見て体感しましょう。
※ この記事には広告・PRが含まれています
hearの例文
hearは自然と耳に入って来る「聞く」です。どこからか聞こえてくる物音、雷や雨の音、噂話が聞こえてくる、などはhearを使います。
I hear sounds in that building.
あの建物から音が聞こえる。
I heard that John is coming back next week.
ジョンが来週帰ってくるって聞きました。
Can you hear me?
わたしの声が聞こえますか?
listenの例文
listenは意識してなにかに耳を傾ける行為です。音楽や誰かのスピーチなど、自分の意志で聞くものはlistenを使います。 また、対象を示す時は前置詞toを後ろにつけます。
I love listening to jazz music.
ジャズを聴くのが好きです。
All of the audience was listening to her speech quietly.
聴衆は皆静かに彼女のスピーチを聞いていた。
Hey! Are you listeng?
おい!聞いてるか?
Hearing TestとListening Test
最後にHearing TestとListening Testの違いを紹介します。やはりそれぞれ意識するかしないかがポイントです。
Hearing Test ⇒ 病院などで行う聴力検査や聴覚機能検査。
Listening Test ⇒ TOEICなどで行う聞き取り能力のテスト。