【1分講座】秋を表す単語:fallはアメリカ英語、autumnはイギリス英語、使い分けは必要?

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秋は英語でfallまたは autumnです。同じ秋でもなぜ2つあるのでしょう?

これは、fallはアメリカ英語、autumunはイギリス英語という違いです。しかし実際はアメリカでもautumnが使われることもあるし、イギリスでもfallは使われています。使い分けに厳密な決まりはありません。カジュアルな場ではfallが使われることが多く、autumnは比較的フォーマルな場や書類で使われる傾向があるようです。

fallは「落ちる」という動詞の意味もあり、“fall of leaves”(落ち葉)が由来です。

autumnは、ラテン語の autumnus(増える)が語源で、秋の収穫期に関する言葉でした。

「~の秋」は日本だけ?

日本では「食欲の秋」「読書の秋」などと言いますが、これは日本特有の文化です。海外の人に”Eating in aututmun””Reading in autumun”などと言っても伝わりません。日本の文化として紹介したい時は、

In Japan, we say fall / autumun is the best season for eating.
日本では、食べるには秋が最もよい季節と言われています。

などと説明すればよいでしょう。「なんで?」と聞かれたら、

Because it’s harvest season.
だって収穫の季節だから。

と答えるとよいでしょう。



収穫の秋

収穫の季節、という意味では海外の文化でも特別な意味を持ちます。例えばアメリカのサンクスギビング(感謝祭)は、11月の第4木曜日が祝日となり、収穫や労働に感謝し、親族や友人が集まる食事会を開きます。また、日本でもすっかり定着したハロウィンも秋の収穫にまつわる祭日です。

また、日本では新学期は春ですが、欧米では秋になります。長い夏休みが終わり、仕事や学校が始まる季節で、入学式なども秋に行われます。

■余談: “Autumn Leaves”
ジャズスタンダード曲としても有名な“Autumn Leaves”(邦題「枯葉」)は、もとはフランスのシャンソン楽曲がオリジナルで、アメリカ合衆国に入ってきた際、“Autumn Leaves”という英題がつけられたそうです。なぜ“Fall Leaves”ではなかったのかはわかりませんが、おそらく“Autumun Leaves”の方が単純に言葉の響きに奥行きが感じられるからだと思われます。



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