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「学生時代、英語が苦手だった」
「社会人になったけど、苦手意識を克服したい」
そんな悩みを持つ大人は数多くいますが、実際に克服するために何か行動する人は少ないものです。やらない理由の多くは「何から始めてよいかわからない」から。
しかしそれは逆に言えば、「行動に起こせば誰でも克服できる」ことでもあります。
ここでは、まずは苦手意識の正体を知る事、そして克服するためには何をすればよいかを解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
苦手意識の正体とは?
大人が英語に苦手意識を持つ理由はだいたい以下の2つです。
・学生時代に英語の成績が悪かったから
・外国人と英語で話せる自信がないから
こうして文字にしてみると、苦手意識はなかなか根が深そうです。しかし実際は、字面ほど深刻ではありません。長年に渡り「英語が苦手」意識を持ち続けたことで、実体以上に恐怖心が膨らんだだけです。少しだけ勇気を出して向き合ってみれば、じつは大した問題ではない事に気づくでしょう。
学生時代の成績が悪かったから
英語の点数はひどかった…単語や文法がわからない、読めない聴き取れない…学生時代にそんな経験をすれば苦手意識を持つのは無理もありません。しかしちょっと待ってください。成績が悪かったのは事実ですが、それは受験英語が苦手だったのであって、英語という言語が苦手とは限りません。この2つは似て非なるものです。まずはなぜ英語の授業が苦手だったかを考えてみましょう。
■受験英語はテストで点数を取る事が目的
そもそも日本での英語の授業とは何か?をあらためて考えてみましょう。英語に限らず、学校の授業は文科省による学習指導要領を基準に授業計画が作られます。1年間に学ぶべき項目がリストアップされ、各生徒の理解度に関係なくスケジュール通りに授業は進みます。そのため「え、ちょっと待って。まだここわかんないんだけど。」などと生徒が声を上げても待ってくれません。学校の授業とは、日本全国の生徒に平等な学習機会を提供することが目的であり、生徒一人ひとりの特性に合わせてケアするなんて事は考慮されません。
■英語苦手になったのは教師ガチャの外れが原因かも?
生徒によって文法や単語をマスターするスピードは違います。遅れがちな生徒をフォローするのは現場の教師の役目。しかし残念ながら英語教師も人間、教師としての力量にバラつきがあります。指導力の未熟さを棚に上げ、全て生徒の能力不足のせいにするダメ英語教師に当たったらどうしようもありません。英語嫌いの原因は、ただ教師ガチャに外れただけ。そんな人が大人になって英会話教室で優秀な講師に出会うと「英語ってこんなに楽しかったの!?」と驚くなんて事も珍しくありません。

外国人と英語で話せる自信がないから
「中学高校時代の成績は悪くなかった、でもゼンゼン話せない!」ってことで苦手意識を持つ人も一定数います。しかしそれは当たり前です。
話せない理由は、単純に経験不足だからです。
学校で習う英語はあくまでインプット中心の受験英語。野球に例えて言うなら、筋トレや素振り、キャッチボールなどの土台作りです。そんな基礎練習をいくらやってもそれだけでは選手として活躍できません。幾多の練習試合を経験して失敗して、試行錯誤しながら選手として成長していくものです。
英語も同じです。発音練習やシャドーイング、会話練習などのアウトプット訓練をこなしていないのに話せるわけがありません。
話せる話せない以前に圧倒的にアウトプットの訓練が不足しているのです。
■無駄にハードル上げ過ぎ
初心者にありがちなのが、「英語が話せる」の基準を「ネイティブレベルで正しい発音・文法で話す」と定義することです。この考え方はすぐに捨てましょう。害悪でしかありません。ネイティブレベルで話すなんて、上級者でも数えるほどしかいません。サッカーで例えるなら、メッシを基準にして「ああ、自分はサッカーが下手くそだ」と嘆いているようなものです。
まず「英語が話せる」の定義を見直しましょう。「英語が話せる」とは、「相手の言っていることが理解できて、自分の言うことが相手に伝わる」ことです。発音・文法の正確さは2の次です。テレビの外国人タレントが良い例です。片言の日本語で話していても、視聴者は話す内容に耳を傾けています。いちいち「あ、今の発音おかしい」とか「助詞の使い方ができてないな」なんて考えていません。自分が思っている以上に相手は話し手の言語力に無関心です。

とにかく行動してみる
なんとなく苦手意識の正体がイメージできたところで、次は実際に行動してみましょう。
座って勉強よりアウトプット中心
この時、一番やってはいけない勉強法は、学生時代と同じ勉強法を繰り返すことです。社会人になった今、英語を学ぶ目的は使える英語を身につける事であって、テストで点数を取ることではありません。モチベ維持のためにも大切なのは、楽しく勉強できること。一番効果的なのは成功体験の積み重ねです。
「聴き取れた!」
「理解できた!」
「自分の英語が通じた!」
こうした小さな成功体験があると段々と英語が楽しくなっていきます。そのためには座学よりも実際に外国人と話してみること。地域の国際交流イベントに参加してみる、SNSで同じ趣味の外国人にコメントしてみる、オンライン英会話を始める、など何でもよいのです。とにかく実際に外国人と英語で接点を持ってみましょう。
こう言うと「いやいや、まだ自分はぜんぜん英語できないからもう少し勉強してから…」という人がいます。逆です。ぜんぜん英語ができないからこそ始めるのです。でないといつまでも「もう少し勉強」を続けるでしょう。
「うーんやっぱり通じない…」
「初めての時よりは通じたかな?」
「あれ?まあまあできるようになったかも」
という経験が何より重要です。最初は言葉に詰まって口から何も出てこないかもしれません。でもそれでいいのです。何事もトライ&エラーの繰り返し。知識は後からついてきます。
自分のペースでインプット学習
大人の英語学習はアウトプット中心の学習が重要ですが、やはり最終的には中学レベルの文法の基礎知識や語彙力も必要になってきます。とはいえ学生時代と違い、テストの点数で誰かと争っているわけではないので焦ることはありません。アウトプットを中心に、その時に応じて自分のペースでインプットの勉強を進めていきましょう。目標は「英語を身につけること」であり、「人より早く英語を身につけること」ではないのです。

まずは自分の現在地を知る
長いこと英語から離れていると苦手意識ばかり先走り、実際に自分が今どのレベルにいるかがわかりません。まずは自分の現在地を知ることからはじめましょう。
手っ取り早いのは英検です。TOEICと違い、等級に分かれているので自分の実力に近い目標を立てやすいからです。といっても実際に英検を受験する必要はありません。英検公式サイトから無料で過去問をダウンロードできるので挑戦してみましょう。以下は各等級の難易度の目安です。
級 | 推奨目安 |
5級 | 中学初級程度 |
4級 | 中学中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
1級 | 大学上級程度 |
四技能のバランスは無視してOK
英語教育においては4技能をバランスよく学ぶことが重要視されています。英語の4技能とは、読む・聴く・書く・話す、のことです。もちろん4つとも習得できるのが理想です。しかしテストで良い点を取ることが目的ではない大人の英語学習においては気にすることはありません。
「話せるようになりたい」という人は、スピーキング練習に重点を置いた勉強になります。また「ビジネスメールのやり取りができるようになる」ことが目的の人は、ビジネス用語とメール定型文を使った学習が中心となります。
そもそも我々は母国語の日本語でさえバランスよく習得していません。口下手な読書家もいれば、読解力はないけど話術に秀でた営業職の人間もいます。乱暴な言い方ですが、人間の言語能力なんてそんなもんです。もちろん偏りなく4技能を身につけることは理想ではありますが、いきなり目指すと挫折の元になるだけです。
初心者におすすめのオンライン英会話【PR】
最後に、初心者におすすめのオンライン英会話を紹介します。オンライン英会話サービスは数多くありますが、ここでは特に超初心者におすすめのサービスに絞っています。それぞれの紹介記事をご覧ください。
日本人講師が中心の「ワールドトーク」
「初心者過ぎて外国人と話すのはまだ怖い…」という人は、まず日本人講師から慣れていくことをおすすめします。日本人講師中心のオンライン英会話といえば「ワールドトーク」。講師も最初は苦労して英語を身につけた元英語初心者。同じ目線で生徒を理解してくれるのは心強いです。
パターンを脳に覚えさせる「イングリッシュベル」
DMEメソッドという学習法を採用しているオンライン英会話です。DMEメソッドとは、簡単にいえば先生の質問に対し、母国語を介さず英語のまま質問された文型を保って回答する学習法です。先生の質問に集中してひたすら反復練習で答えなければいけないため、強制的にリスニング&スピーキングが鍛えられます。野球の練習でいえば千本ノックのようなもので、初心者には絶大な効果です。
TOEIC・英検対策に特化したオンライン学習「KIRIHARA Online Academy」
TOEICと英検対策に特化した学習サービスです。オンライン英会話というよりオンライン英語塾という表現がしっくりきます。運営元は桐原書店の関連会社。桐原書店は学校教科書や参考書の出版で知名度の高い、教育業界で知名度の高い老舗出版社です。そういった運営元の特性上、試験対策に強いサービスです。2ヵ月の短期集中コースで、惰性でズルズルと続けてしまうといった心配がありません。