「英語が苦手」意識の克服法は成功体験の積み重ね 【大人のやり直し英語】

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「英語の苦手意識を克服したい」
「でも大人になった今では手遅れかも?」

英語をやり直したいという気持ちはあっても、なかなかはじめの一歩を踏み出せないものです。

結論から言えば、40歳でも50歳でも、まだまだ英語はマスターできます。できない理由は単純です。何から始めてよいかわからないから。逆に言えば、何をすれば良いかを知り、とりあえず始めてみればよいのです。

まずは、なぜ苦手意識を持っているのかを分析することから始めてみましょう。

苦手意識の正体とは?

大人が英語に苦手意識を持つ理由はだいたい以下の2つです。

・学生時代の成績が悪かったから
・話せないから

克服するにはなかなか根が深そうに思えますが、実際はたいした問題ではありません。もちろん習得能力に個人差はありますが、それも大した問題ではありません。極論すれば、苦手意識と向き合うかどうかだけの問題です。

学生時代の成績が悪かったから

単語や文法が覚えられず、テストで良い点が取れなかった…そんな経験があれば英語に苦手意識を持ってしまうのは無理もありません。しかしちょっと待ってください。そもそも学校の授業というものは、英語に限らず文科省の学習指導要領に沿って進行するものです。どういう事か?というと、生徒それぞれの理解度に対応する事無くスケジュール通りに授業が進むということです。学校の授業は必ず年間の授業計画どおりに進行するので「え、ちょっと待って。まだここわかんない」なんて思っても待ってくれません。そしてわからないまま次に進むとさらにわからなくなる、その悪循環にはまると「ああ、英語嫌いだ…」になってしまいます。

また、英語の成績が悪かったひとつの理由として、単純に良い先生に恵まれなかっただけの可能性もあります。学生時代に教師ガチャが外れだったがために英語嫌いになった、なんてことも残念ながらよくある話で、例えば大人になって英会話教室などで優秀な先生に出会うと、「英語ってこんなに楽しかったの!?」となる事も多いです。

大人になった今、勉強すべきは言語としての英語であって、科目としての英語ではありません。最終目標は英語を身につけることであり、人より早く英語を身につけることではないのです。誰かと比べて「自分は周りよりも理解スピードが遅い」なんて気にする必要はありません

話せないから

「中学高校時代の成績は悪くなかった、でもゼンゼン話せない!」ってことで苦手意識を持つ人も一定数います。しかしそれは当たり前です。

話せない理由は、単純に経験不足だからです。

学校で習う英語は受験英語。全く実践的ではない、とまでは言いませんがあくまでインプットの知識です。野球に例えて言うなら、筋トレや素振り、キャッチボールなどの土台作りです。そんな基礎練習をいくらやってもそれだけでは選手として活躍できません。幾多の練習試合を経験して失敗して、試行錯誤しながら選手として成長していくものです。

英語も同じで、会話練習の量をこなしていないのに話せるわけがありません。自分が思っている以上に経験値が少なかったりします。

つまり、英語が苦手という以前に、圧倒的に勉強不足経験不足なのです。

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無駄にハードル上げ過ぎ

初心者のいう「英語が話せるようになりたい」にありがちなのが、流暢なネイティブレベルを「話せる」とイメージしていることです。これは無謀以外の何ものでもありません。もちろん理想ではありますが、英語を使って世界で仕事をしている英語上級者の日本人でもそこまでのレベルに達している人はそんなに多くありません。最初からネイティブレベルを目指すのは、サッカーで例えるといきなりメッシを目標設定するようなものです。無理です。間違いなく途中で挫折します。

「英語が話せる」の定義は人それぞれですが、まずは「言いたい事を伝えることができて、相手が言っている事が理解できる」ことを目指しましょう。ジェスチャー交じりでもかまいません。そもそもこれができていれば、「英語が話せる」とってよいでしょう。

何事も失敗を繰り返しながら上達してくものです。失敗しながら自分の英語の精度を上げていきましょう。

そもそも自分の現在地を理解している?

「英語が苦手」と言いながら、本当に今でも苦手なのでしょうか?

じつは意外とできるかも

学生時代に英語で苦い経験をして以来、社会に出て英語に触れないまま苦手意識を持ち続けていませんか?こういう人は、いざ中学英語を少しやり直してみると、「あれ?思ったより理解できるぞ」となる事が多いです。現役時代より大人の方が学習能力が落ちている、と思われる事もありますがこれは誤解です。さすがに記憶力は若者に分がありますが、社会経験は学生にはない武器です。「勉強に社会経験がなんの関係があるの?」と思われるかもしれませんが、社会経験で培った、趣旨や論点を見極める論理能力は確実に勉強の役に立ちます

こればかりは言葉での説明よりも実際に体験してもらうほうが実感がわくでしょう。まずは学習書を開いて試してみてください。

実力確認は英検がおすすめ

何からスタートするか?と迷うなら英検をおすすめします。実際に受験する必要はありません。英検問題を学習教材として使う事が目的です(もちろん受けてみるのもありです)

英検は等級ごとに難易度がわかれており、受験英語とも親和性が高いため、どのへんから始めてよいのかわかりやすいのが大きなメリットです。大人のやり直し英語学習の入り口として、英検は非常に優秀なツールです。各級の難易度は以下のとおりです。

習得目標推奨目安
使える英語の登竜門
・基礎力定着
・高校入試レベル
5級中学初級程度
4級中学中級程度
3級中学卒業程度
使える英語で世界へ
・大学入試レベル
・2級から海外留学
・履歴書で評価される
準2級高校中級程度
2級高校卒業程度
リーダー(品格)の英語
・ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定
準1級大学中級程度
1級大学上級程度
※出典元:英検公式サイト「各級の目安」

まずは自分のレベルに近いと思われる級の過去問題にトライしてみましょう。過去問題は公式サイトから無料でダウンロードできます。英検の合格ラインは正解率7割以上です。解答だけでなく解説も欲しいなら過去問題集を購入しましょう。

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やるべき勉強は?

それでは具体的に何を勉強すれば良いのかを考えていきましょう。

中学英語は絶対必要  

英語を勉強する目的は人それぞれです。

「話せるようになりたい」
「英語を使う仕事に就きたい」
「TOEICを受ける」
「映画を字幕なしで観れるようになりたい」

それぞれ目的によって勉強法が変わってきますが、共通しているのは中学英語は絶対必須である事です。よく「中学英語だけで英会話はできる」などと言われますが、その理由は中学英語にはそれだけ英語の土台が詰まっているからです。知識として必要な文法はほとんど中学で習いますし、日常での動作・状態を表すような単語も中学レベルの語彙力で大体なんとかなります。

「ネイティブが話す時は文法なんて考えていない、だから文法は必要ないんだ」という意見をたまに聞きますが、これは間違いです。ネイティブは文法を考えていないのではなく、無意識に文法を使いこなしているのです。我々が日本語を話す時と一緒です。いちいち文法なんて考えていないけどきちんと日本語のルールに沿って文章を話しています。

中学英語の文法と単語力は絶対に必要な知識です。少しづつでも確実にマスターしていきましょう。

4技能のバランスは無視でOK

英語教育においては4技能をバランスよく学ぶことが重要視されています。英語の4技能とは、読む・聴く・書く・話す、のことです。もちろん4つとも習得できるのが理想です。しかしテストで良い点を取ることが目的ではない大人の英語学習においては気にすることはありません。

「話せるようになりたい」という人は、スピーキング練習に重点を置いた勉強になります。また「ビジネスメールのやり取りができるようになる」ことが目的の人は、ビジネス用語とメール定型文を使った学習が中心となります。

そもそも我々は母国語の日本語でさえバランスよく習得していません。口下手な読書家もいれば、読解力はないけど話術に秀でた営業職の人間もいます。乱暴な言い方ですが、人間の言語能力なんてそんなもんです。もちろん偏りなく4技能を身につけることは理想ではありますが、いきなり目指すと挫折の元になるだけです。

とりあえず自信をつけるには?

とはいえ、机に向かって学習書を開いて勉強はやっぱり苦痛、という人もいるでしょう。まずは自信をつけたい、そんな人におすすめなのは英会話です。といってもいきなりペラペラレベルを目指す必要はありません。「話す」「聴く」の方が「読む」「書く」よりもわかりやすく上達の実感が得られるため自信とモチベにつながります。

まずは「やった!通じた!」を経験する

苦手意識を克服するには「やった!できた!」と感じる成功体験が必要です。それは机に向かって勉強してテストで良い点を取るよりも、まずは実際に話してみることが効果的です。最近はスマホひとつで手頃な価格で受講できるオンライン英会話も数多くあるので活用しましょう。

時々、「ぜんぜん英語できないからもう少し勉強してから英会話を…」という人がいますが、そんな必要はありません。ぜんぜん英語ができないからこそまずは英会話を始めましょう。苦手克服でまず大切なことは、正確な発音と文法を身につけることではなく、まずは「やった!自分の英語が通じた!」を体験することです。この小さな成功体験を積み重ねていくと楽しくなり、「もっと英語を知りたい」と思うようになって単語や文法などの座学の勉強も苦痛ではなくなっていきます。

オンライン英会話を利用して短期間で上達【PR】

オンライン英会話サービスはどれにすればよいか迷うほど数多くありますが、ここでは「とりあえず何か始めたい」という初心者の方におすすめに絞って紹介します。オンライン英会話のよいところは、教室型の英会話と違い安価で、入会金や教材費無料のところがほとんどのため、気軽に乗り換えしやすいところです。

超初心者は日本人講師「ワールドトーク」

【画像】ワールドトーク公式サイト
ワールドトーク公式サイトより

ワールドトークは2011年の立ち上げ以来、日本人講師である事にこだわり続けるオンライン英会話です。外国人講師の実践的で「英語を話す」レッスンよりも、初心者のために「英語を学ぶ」レッスンに重きを置いています。同じ日本人だからこそ英語を学ぶ苦労とコツが理解できる、日本人講師であることを最大限に活かしたオンライン英会話スクールです。

パターンを脳に覚えさせる「イングリッシュベル」

【画像】イングリッシュベル公式サイト
イングリッシュベル公式サイトより

DMEメソッドという学習法を採用しているオンライン英会話です。DMEメソッドとは、簡単にいえば先生の質問に対し、母国語を介さず英語のまま質問された文型を保って回答する学習法です。言葉にすると簡単なように聞こえます。実際むずかしくはありませんが、先生の質問に集中してひたすら反復練習で答えなければいけないため、ある意味強制的にリスニング&スピーキングが鍛えられます。野球の練習でいえば千本ノックのようなもので、初心者には絶大な効果です。

復習を重視する独自メソッド「hanaso」

【画像】hanaso公式サイト
hanaso公式サイトより

初心者慣れしたフィリピン人講師が多く、楽しく安心してレッスンを受講できます。カリキュラムはスタディサプリなどで有名な関正生先生による監修で、復習を重視した独自メソッドで学んだことが確実に身につくよう設計されています。

オンライン英語塾でTOEIC・英検を学べる

【画像】Kirihara Online Academy公式サイト
KIRIHARA Online Academy公式サイトより

TOEICと英検対策に特化した学習サービスです。オンライン英会話というよりオンライン英語塾という表現がしっくりきます。運営元は桐原書店の関連会社。桐原書店は学校教科書や参考書の出版で知名度の高い、教育業界で知名度の高い老舗出版社です。そういった運営元の特性上、試験対策に強いサービスです。2ヵ月の短期集中コースで、惰性でズルズルと続けてしまうといった心配がありません。

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